とっても優しいカイロの症例のお話〜腰痛、お尻の痛み、太ももの違和感編〜

女性

こんにちは

カイロプラクティックの検査ではよく「必ずしも痛いところが原因でない」場合が多いです。

そんな施術の一例をご紹介いたします。

実際は複雑すぎて文章にするのが難しいですが、なるべく優しく大切な部分だけ噛み砕いてご紹介いたします。

イメージしながら読んでいただけると嬉しいです。

赤い丸のところが気になるところ

右側の腰〜お尻にかけて痛く、右の太ももの前側に違和感がある

という患者さんがいらっしゃいました。

カイロプラクティックによる様々な検査をしたところ(省略)

右のお尻の筋肉(大臀筋だいでんきん)の力が弱くなっていることがわかりました。

大臀筋(だいでんきん)が弱くなると骨盤全体のバランスが崩れて腰〜足にかけて負担がかかります。

なので、第一に大臀筋の機能障害が腰痛の原因なのではと考えました。

右の大臀筋の筋力検査

カイロプラクティックは背骨にアプローチするお仕事です。

ここは大臀筋に一番関連する背骨に対して刺激を入れたいところですね。

大臀筋というと5つある腰の骨(腰椎と言います)の5番目〜下のところが狙い目です。

腰椎のイメージ

ですがどうでしょう、

カイロプラクティックの検査で見つかった背骨の悪いところは腰椎の三番目でした。

大臀筋に関連する神経レベルは腰椎5番〜仙骨にかけてなので、

辻褄があいませんね。。

拮抗筋(きっこうきん)に注目

今回のケースでは、拮抗筋という大臀筋と反対の作用をする筋肉に原因を見つけました。

大臀筋の拮抗筋腸腰筋という(股関節を上にあげる)筋肉ですが、

この腸腰筋が過緊張(過剰に強い状態)を起こしていることがわかりました。

腸腰筋の筋力検査

腸腰筋(ちょうようきん)に注目

腰椎3番は腸腰筋の神経支配に含まれますので、

腰椎の3番に起きた異常が原因となり、腸腰筋が過剰に働いてしまったことで、

反対の作用をする大臀筋が弱くなってしまい

結果、腰〜お尻の痛みと太ももの前の違和感が起きる原因の一つになったと考えます。

施術は腰椎の3番にアジャストメント(矯正)を行います。

人間は複雑系

人間の身体は各所が複雑に協力しあって負担を分散、支え合いをしております。

痛い場所だけ確認し、安直に考えて施術してしまうケースが多いと、なかなか根本改善には繋がりません。

◇腰やお尻が痛いから痛い部分だけが原因!

◇痛い部分と神経学的に関連する箇所を施術すれば良い!

とは限らないケースが多くありますよ、というお話でした。

お読み頂きありがとうございました。

カイロプラクティックに興味を持って頂けたら幸いです。

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