2800万人、4人に1人は腰痛に悩んでいると言われています。
そんな腰痛ですが
国民基礎調査では:
実は腰痛の85%は原因不明と言われています。
残り15%のうち、
椎間板ヘルニアが原因であると特定できるのはわずか5%程度に過ぎないといわれています。
腰痛全体の5%の椎間板ヘルニアですが、
最近では「手術が必要なヘルニアはその中でもごく僅か」と言われています。
今回はその観点も踏まえて腰椎椎間板ヘルニアの症状とカイロプラクティックの必要性をご説明致します。
腰椎椎間板ヘルニアとは:
髄核を取り囲んでいる線維輪の後方部分が断裂し,変性した髄核が断裂部から後方に逸脱することにより神経根,馬尾が圧迫されて発症する病態と考えられています。
腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会提唱の診断基準
1.腰・下肢痛を有する(主に片側、ないしは片側優位)
2.安静時にも症状を有する
3.SLRテストは70°以下陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない)
4.MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、脊柱管狭窄の所見を合併していない
5.症状と画像所見が一致する
特徴:
男性に多い
好発年齢は20〜40歳代
好発高位はL4/5,L5/S1,次いでL3/4間で多い。
年齢の上昇とともにL2/3,L3/4間といった高位レべルの腰椎椎間板ヘルニアの発生率が上昇する傾向にある。
実はまだ解明されていない椎間板ヘルニア
近年の研究から遺伝的要因も注目され、評価基準として必要と言われています。
その他労働による負荷なども含め、
実はまだ明確な研究は進んでいないため、
椎間板ヘルニアについて明確には解明されていないのが現状です。
環境因子や、スポーツによるヘルニアの悪化、などもよく言われていますが、実はまだ明らかな関係は認められていません。
ヘルニアは自然に治る?自然退縮する腰椎椎間板ヘルニアの画像上の特徴とは
ヘルニアは時間が経つと自然に治るって話を聞いたことありませんか?
これについては診療ガイドラインの中では11例(EV level 4~7)の報告が記載されていますが、
まとめると
自然退縮する腰椎椎間板ヘルニアの特徴は
ヘルニアのサイズが大きいもの
遊離脱出したものMRIでリング状に造影されるもの
上記の特徴が画像所見で確認されていれば高率に自然退縮する特徴があるようです。
腰椎椎間板ヘルニアの退縮の機序としては,
無機質な椎間板に血管新生によって炎症が惹起され,サイトカインの作用でさまざまな酵素が誘導されて腰椎椎間板ヘルニアを分解するために生じると考えれらています。
他にも明確な研究報告はありませんが中には2〜3ヶ月で顕著に退縮した例もあるみたいなので今後の進展が楽しみですね。
ヘルニアかも?でいきなり整体やカイロプラクティックに行くのはリスクもあります。
単独でヘルニアの診断が可能な検査手技・検査方法は存在しないからです。
腰椎椎間板ヘルニアの診断に際しては,的確な問診理学所見神経学的所見および画像所見これらをあわせて,総合的な判断が必要とされる所見です。
先に病院へ行き上記の検査を受診した上で必要な治療を受けましょう。
もしくは正しい問診や検査ができ、必要に応じて医師の検査をご提案できる正規なカイロプラクティックにご相談ください。
病院での検査結果や施術方針でこのようになればカイロプラクティックの出番です。
◇MRIでヘルニアを確認→しかし、症状は無い無症候性のヘルニアも存在します。
◇その他でも先ほどお話しした自然退縮しやすい特徴のあるヘルニアもそうです。
◇最近では筋肉や骨格の問題を改善することで椎間板への負荷を軽減させて良くするという方法も開発研究されてきております。
◇痺れ(シビレ)の原因が椎間板ヘルニアと関係が無いケースも存在します
これらの椎間板ヘルニアは手術をする必要が少ないヘルニアに分類されます。
手術の必要性が少ない腰椎椎間板ヘルニアには正規なカイロプラクティックでのアプローチを検討することをお勧めいたします。
◇ヘルニア発症部位の近位の脊椎の可動性、神経学的な機能障害の改善◇
ヘルニア発症部位の椎間関節への負荷を分散させるためには、上下1〜2椎間の椎間関節の可動性も常に正常である必要があります。
カイロプラクティックではこの椎間関節が正しい可動性を保っているか及び、神経学的な異常が無いかを検知し、アジャストメント(素早い刺激によるアプローチ)により正常化を行います。
◇骨盤〜腰部、体幹の骨格の支持性を保つための各種筋機能の改善◇
ヘルニア悪化が何らかの負荷によるものであると考えるならば、カイロプラクティックでは、先ずは身体の筋肉の機能を最大限使って骨盤や腰の安定性を高め、腰への負担を減らすことが大前提と考えます。
・背骨を介しての筋肉への神経伝達異常の改善
・筋紡錘やゴルジ腱器官った筋肉の促通と抑制
・アプライドキネシオロジーを用いた頭蓋骨、リンパ、内臓からの反射を用いた筋機能の改善上記を用いて、腰部の負担を自ら軽減、保てるお身体作りの手助けを行います。
◇エクササイズの指導◇
カイロプラクティックの施術を行った上で、お身体の状況に合わせて最も適したエクササイズを指導致します。
これらのアプローチはカイロプラクティック独自のものとなります。
また、施術の際も問診、神経学検査、整形学検査、理学検査等を行いレッドフラッグを除外して安全を確認した上で施術を行いますのでご安心くださいませ。
カイロプラクティックを受ける場合、安全を担保するため、WHO国際基準の教育課程を修了しているかを目安にしてください。
カイロプラクティックが法制化されていない日本では、現在誰でもカイロプラクターを名乗れる現状にあります。当然のことながら椎間板ヘルニア一つとっても、手技療法で施術の介入を行う場合は、リスクを伴うため、安全に行うためには基礎医学知識と検査技術が必要となります。国際的なカイロプラクティック教育審査機関では、カイロプラクターとして必要な知識習得に、4200時間以上の基礎医学(医学部と同等程度)教育期間を修了することがカイロプラクターとして認められる最低限の教育基準とされています。
この記事を読んでくださった方が、安心して受けられるカイロプラクターの元で、的確な施術を受けることができるように願っております。国際基準について詳しくはこちら↓
今回のまとめ
1.椎間板ヘルニアかも?と思ったら先に病院で検査を受けましょう
2.自然治癒する椎間板ヘルニアには特徴があります。
3.手術するほどでもない、と言われたらカイロプラクティックの出番です。
4.安全性を考えた場合、なるべく国際基準の教育を修了しているカイロプラクティック治療院を受診してください。
当院は阿佐ヶ谷エリア唯一のWHO国際基準カイロプラクティックです。一人一人に丁寧な対応を心がけておりますので、カイロプラクティックが初めての方でも安心してご相談くださいませ。
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