呼吸器のお悩み(息苦しさ、声、不眠)

息苦しい、声枯れ、呼吸器のお悩み

カイロプラクティックを受診する患者さんの中には、呼吸器系のお悩みを持った方が多くいらっしゃいます。

[x]寝る時に息苦しく寝付けない
[x]仕事中疲れてくると息切れを起こす
[x]歌、演技での発声での声量の低下や、疲労により活舌が悪くなる等
こういったお悩みはよくお聞きします。

呼吸をする、を出す。

無意識に出来ている事ですが、たったこれだけのことでも、身体では物凄い数の部位が 神経命令によって働き成り立っています。

職業、状況により呼吸障害の原因は変わります


寝苦しさに関しては、仰向け等によって気管周りの筋肉が圧迫されるだけでも苦しくなりますし、舌の筋肉の機能が低下しても喉の奥には負荷が掛かり、寝苦しさを誘発します。
仕事中の息切れや歌などの発声には特に胸郭(肋骨周り)の動きが悪くなると息を吸うのも吐くのも辛くなります。 肋骨を動かす筋力が低下してしまうと、上手く肺を機能させることができなくなるために、息切れや声量の低下を招く事に繋がることが考えられます。


カイロプラクティックではこれらの各所の筋肉による圧迫を緩和させ、息苦しさに対するアプローチをします。 また、カイロプラクティックの検査では、呼吸に必要な筋肉(肋骨周りの筋肉や、腹筋等)が一つ一つ機能しているかを検査することが可能な為、筋肉の精細なエラーを見つけ機能低下を起こしている筋肉に対する神経伝達を円滑にし、呼吸をするという能力そのものの改善に繋げるためのアプローチを致します。

呼吸器系の構造とカイロでのアプローチ


少し専門的になりますが呼吸器系へのカイロプラクティック視点のアプローチの仕方をご紹介致します。


まずは基本的な構造から
呼吸を行うための筋肉だけでも、 横隔膜、内肋間筋、外肋間筋、胸鎖乳突筋(SCM)、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋
これだけあります。多いですね・・・


骨の面でいうと、呼吸には主に胸郭(胸周り、あばら)が関わります。

胸郭の構成: 胸骨(胸骨柄、胸骨体、剣状突起)、肋骨(1〜12真助1〜7、仮肋8〜10) 胸椎(胸椎1〜12)
これらを複雑に使いこなしながら人間は呼吸という運動を行います。


大まかに言うと 

吸息時(息を吸う)→胸郭が前後に拡がる→横隔膜が収縮して下がる

呼息時(息を吐く)→胸郭が前後に縮む→横隔膜が弛緩して上がる


こういう動きをしています。 ※ホリノカイロでは上記の箇所を全てチェックします(とてもマニアックです)

腹式呼吸と胸式呼吸

よく聞く腹式呼吸と胸式呼吸を構造で説明すると

胸式呼吸→肋間筋による胸郭の変動 

腹式呼吸→横隔膜による上下運動(胸腔内面積増加)

こうなります。絵心があれば絵でも書いてアップしたいのですが、、3年程お待ちください(泣

上記はあくまでも構造的、筋骨格の運動ですが

カイロプラクティックといったら神経!なので

この辺まではただの基礎知識です。

これらの筋骨格の問題を検査、問診(どんな時息苦しくなるか、声が枯れるのか、吸った時なのか、吐いた時なのか等)視診触診によりどの機能が呼吸器の機能障害を招いているのかを示唆します。


これらを統括し検査所見を出した上でやっとカイロプラクティックらしく神経系の機能に何か問題がないかをチェックしていきます(カイロプラクティックによる神経学検査

呼吸神経はとてもややこしいです。

神経メカニズムから診るカイロプラクティック所見

呼吸運動における主な神経調節の分類は3つに分かれます。

1呼吸中枢: 

・延髄(吸息中枢と呼息中枢)、橋(呼吸のリズムの中枢) 

呼吸神経: 

・横隔膜神経(横隔膜の収縮と弛緩)→延髄C3~C5→肋間神経(肋間筋の収縮と弛緩) →胸髄Th1~11

2自律神経調節: 

・交感神経(気管平滑筋を弛緩)→換気促進 

・副交感神経(気管平滑筋収縮※喘息の夜間発作等)、粘液分泌→換気低下

3化学受容器調節(pHの低下、CO2増加の感知システム)  

・中枢性化学受容器(延髄)→CO2増加、pH低下を感知  

・末梢性化学受容器→頸動脈小体(舌咽神経)、大動脈小体(迷走神経)が延髄へ  →O2低下

カイロプラクターによるアジャストメント


上記の神経系の機能障害を検査した上で、神経機能の改善を妨げている可能性のあるサブラクセーションを見つけ、施術(アジャストメント)をします。


その結果これらの情報から得られた呼吸運動の一部の機能障害が改善されることに繋がり、自然治癒力が回復し、呼吸、声の正常化へと繋がるアプローチを行います。


ここで私の得意な、声の施術についてとなると更に細かくなってしまうので、また次回にして、最後にわかりやすく(ちょっと専門的)知っておくと面白い反射の知識を少し

呼吸の反射の紹介

呼吸にはいくつかの反射性調整というものがあります。
身体の反応で呼吸機能が変わり様々な影響を出します。

例えば
皮膚の知覚の反射があり 気持ち良い刺激は温度上昇を起こし良い呼吸を促します。 逆に突然の刺激(冷たい水)などの刺激では呼吸の一時停止が起こります。

よくあるシャックリは呼吸メカニズムの不整による横隔膜の急激な収縮(けいれん)によるものです。

その他、気管の、くしゃみ上気道鼻の粘膜による異物排除作用です。

これらは無意識に起きてしまいます。これらの身体の変化が大脳半球中枢への刺激され→延髄にある呼吸中枢へ渡る為に起こります。

カイロプラクティックはこれらの人間の本来持っている反射を検査に利用して、アプローチするポイントを見つけることも多いです。
呼吸関連は私が特にこだわっていることが多いケースでもあります。
また少しずつ記事を上げていきたいと思いますので、お楽しみに!

歌手、役者、声優、ボイストレーナー等の声の機能アップも

呼吸器系、気管、頸部〜胸部、頭蓋骨による運動パターンは声量、滑舌、声のトーンに大きく関わります、声のプロフェッショナルに合わせた施術、知識も追追記事にしていきたいと思います。

歌、発声など声のパフォーマンスアップ呼吸器系でお悩みの方ホリノカイロまでお気軽にご相談くださいませ!

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